ディレクターRIEHATA率いるavex ROYALBRATSの主役Renaが「K-POP超えた」と話題!D.LEAGUE ROUND10、avex ROYALBRATSレポート

世界初のダンスプロリーグとして開幕した「第一生命D.LEAGUE20-21」も、いよいよラストスパートのROUND10を迎えた。チャンピオンシップ出場への切符をかけて、全チームが一歩も譲るわけにはいかない、これまで以上に重要な試合だと言えるだろう。


この日のジャッジは、ダンサー枠にレギュラーの坂見誠二、ゲストにNORI(NASTY/N’ism)、PInO、LOCO YOKO、エンターテイナー枠にレギュラーの黒須洋嗣、ゲストにHideboH、TAKANORI(LL BROTHERS)、丸山桂里奈が並んだ。ゲストダンサー枠にJAZZ、HOUSE、POPPIN’と各ジャンルのトップが名を連ねただけでなく、ゲストエンターテイナー枠にもそれぞれTAP、HIPHOPを専門とする2名が参加。このレジェンド級のジャッジたちがどんな評価を下すのか。オープニングから興奮が高まる。


ディレクターRIEHATA率いるavex ROYALBRATS(以下aRB)は、なんと3度目となるトップバッター。主役はRenaだ。そしてテーマはK-POP STAR。


この日の出演メンバーは、ミントグリーン×白という爽やかなカラーリングで揃えたレトロPOPなユニフォーム風の衣装で登場。主役であるRenaはミントグリーンのセットアップでキュートなオーラ全開だ。そして今作で使われたオリジナルのトラックは全編韓国語。RenaというK-POPスターを中心に、8人のメンバーは彼女をサポートするバックダンサーに徹する。


一見POPでキャチーでキュート。なのだが、随所で音ハメや高速な振りがあったり、曲の展開に沿ってフォーメーションもさまざまな展開を魅せる。Renaのソロシーンでは数カウントの中にもスキルの高さをのぞかせ、単なる「可愛い」だけで終わらせない、ゾクッとする一面を見せた。キッズの頃から多様なジャンルを習得し培ってきた彼女の豊かな表現力とダンススキルがあってこそ成り立つ作品なのではないだろうか。他のメンバーもそうだ。ブレない体の軸の強さや、体にしみついたダンスの基礎とHIPHOP VIBESがあるからこそ説得力が増すし、どんな世界観もaRB流になる。POPやキャッチーを「甘さ」と表現するなら、そこにスパイスを投じて甘さ一辺倒にさせないのがいかにもRIEHATAディレクションらしくもあり、このチームの強みでもあると思う。


パフォーマンスを終え、RIEHATAが今作についての思いを語った。「今回は『SHINING(輝く)』というコンセプトで作った。主役のRenaちゃんが輝くものといえば、大好きなK-POPだということでテーマにした。K-POPってブームだし、ダンサー界とはまた別の世界ができていて、その人たちはD.LEAGUEを知らなかったり、逆にダンサーたちはK-POPにアイドルのイメージがあって簡単なダンスを踊っていると思っていたりする。だからその架け橋になれたらと思った。また私自身が本業でK-POPの振り付け師をしていることもあり、日本人がK-POPのエンターテイメントを作っているということに誇りを持っているので、今回作品にさせてもらった。そしてD.LEAGUEはスターが生まれる場所でもある。今日はそのスターが生まれたんじゃないかと思う」。


そして気になるジャッジの評価は。合計58.5ポイントとなり、手放しで喜べる結果ではなかった。


辛口採点が多かった中で、9ポイントという最も高評価だった黒須氏がコメント。「僕がいま韓流にハマっているせいもあるかもしれないが、すごくよかった。メンバーそれぞれのキャラクターを立てるというコンセプトで今回の世界観もすごくおもしろかった。主役がいてアンサンブルがとれるというのが素晴らしいし、やっぱりRIEHATAさんのセンスがチョアヨ(いいね)!オムチョンチェゴ(超最高)でした!」と賞賛した。


続いて7ポイントという採点を出したNORI氏は「いつも見ているaRBの感じとは全然違うスタイルで、とてもキャッチーで可愛らしくて、一般の人にはとても楽しめる楽曲だし、構成や振り付け、ファッションもすごくいいと思うが、もう少しスキル的なものをガツっと見たかった」とコメント。


その後試合が進んでいくと次々とaRBを上回る得点が出て、全試合を終えた時点では9位という結果に。しかしオーディエンスポイントでは、唯一満点の20ポイントを獲得。もはや恒例のシーンとなりつつあるが、aRBがファンや視聴者から多くの支持を得ているということを今回も証明してみせた。そのポイントが加算され78.5ポイントとなるも、上位との点差を埋めることができず総合では8位に留まった。この日優勝を飾ったのはBREAKIN’チームのKOSE 8ROCKS。エナジーほとばしる全身全霊のパフォーマンスを披露し、ダントツの優勝だった。そしてチャンピオンシップへの出場権をかけた最も重要なトータルランキングでは、aRBは前回と同率の2位をキープした。


またこの日は、次戦ROUND11のみ、オーディエンスポイントをこれまでの有料会員(2票)に限らず無料会員も1票だけ投票できることになるという、重大な発表があった。多くのファンを持ちオーディエンスポイントでは毎回高ポイントを得ているaRBにとっては朗報ではないだろうか。


次戦は6月8日に開催。残すところわずか2ラウンドとなった。特別ルールが採用されるオーディエンスポイントがどのような影響を及ぼすのか、その日を楽しみに待とう。


■「avex ROYALBRATS」 概要

チーム名:「avex ROYALBRATS(読み:エイベックス ロイヤルブラッツ)」

ディレクター:RIEHATA(読み:リエハタ)

公式サイト:https://home.dleague.co.jp/teams/tah0/

Instagram:https://www.instagram.com/avex_royalbrats/

Twitter:https://twitter.com/avex_ROYALBRATS

YouTube:https://www.youtube.com/c/aRB_JAPAN

TikTok:https://vt.tiktok.com/ZSwtKkkv/

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