雑誌「文藝 」、《韓国・フェミニズム・日本》180ページ大特集!チョ・ナムジュ、ハン・ガン、西加奈子ら日韓作家10人による短篇競作!
河出書房新社が発行する季刊文芸誌「文藝」は、夏季号に続くリニューアル第2弾となる秋号を刊行。
今号の特集は「韓国・フェミニズム・日本」。今、大きく話題となっている韓国文学を通して、日本文学の現在と世界文学のこれからを照射します。
メインは著書『82年生まれ、キム・ジヨン』が翻訳書としては異例のベストセラーとなっているチョ・ナムジュや西加奈子ら、日韓作家10人による短篇競作。日本人作家はもちろんですが、アジア初の国際ブッカー賞作家、ハン・ガンによる「京都、ファサード」、パク・ソルメ「水泳する人」は本誌のための書き下ろし、また、イ・ラン「あなたの可能性を見せてください」も本誌で世界初の公開となります。今、20代を中心に大きな支持を得ている韓国出身・日本語ラッパー、MOMENT JOONの自伝的小説「三代」も抄録。
山崎ナオコーラの新境地となる傑作「リボンの男」(140枚)を掲載。また『ルポ 川崎』が話題となった磯部涼の新連載「移民とラップ」も開始。前号よりスタートしたいとうせいこう「福島モノローグ」、岸政彦×柴崎友香「大阪」など連載陣も充実です。
リニューアルキャンペーンとして、雑誌・定期購読専門オンライン書店Fujisan https://www.fujisan.co.jp/ において、「文藝」新規定期購読を申し込みの方に〈「文藝」オリジナル一筆箋〉プレゼント企画も継続中。
「文藝 2019年秋季号」
雑誌 A5/568ページ
雑誌コード:07821-08
発売日:2019.07.05
特別定価:1,490円(本体1,380円)
【特 集】 韓国・フェミニズム・日本
対談 斎藤真理子×鴻巣友季子 「世界文学のなかの隣人――祈りを共にするための「私たち文学」」
〈短編〉
イ・ラン「あなたの可能性を見せてください」(斎藤真理子 訳)
小山田浩子「卵男」
高山羽根子「名前を忘れた人のこと――Unknown Man」
チョ・ナムジュ「家出」(小山内園子/すんみ 訳)
西加奈子「韓国人の女の子」
パク・ソルメ「水泳する人」(斎藤真理子 訳)
パク・ミンギュ「デウス・エクス・マキナ――deus ex machina」(斎藤真理子 訳)
ハン・ガン「京都、ファサード」(斎藤真理子 訳)
深緑野分「ゲンちゃんのこと」
星野智幸「モミチョアヨ」
〈わかる! 極める! 韓国文学一夜漬けキーワード集〉
〈エッセイ〉
渡辺ペコ「推しとフェミニズムと私」
ハン・トンヒョン「違うということと、同じということ」
小川たまか「痛みを手がかりに 日本と韓国のフェミニズム」 など。
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